赤ちゃんの命名のガイドをプロが解説

姓名判断

赤ちゃんがお生まれになられた時、お母さんとお父さんが最初に考えることは何でしょうか?

ご両親がお子様にプレゼントする最初で最後の最大の贈り物。

それは「名前」ではないでしょうか。

正直、姓名判断による命名はかなりの経験と知識が必要です。

今回は、これだけは最初に押さえておきたいといった命名に関しての基礎的なノウハウの姓名判断八策なるものをプロが解説します。

はじめに

まず最初に申し上げておきたいのが、お生まれになられる、あるいはお生まれになられた赤ちゃんのお名前を命名する際に、お名前をひとつに決めておかないことです。

私のもとに命名をご依頼される親御さんに多いのが、「この子の名前は○○ちゃんと決まりましたので、この○○で漢字の名前を考えてください」という親御さんが結構いらっしゃいます。

その○○ちゃんのお名前でドンピシャできればいいのですが、その確率はかなり低い。

お腹の中にいる時からこの名前で呼び続けていたので何とかして欲しいとも言われたこともあります。

お気持ちはわからない訳でもないですが、他の候補名をこちらが言っても、親御さんはご納得されないことが多いです。

できる限り頭をニュートラルの状態にして、候補名をたくさん考えといてほしいのです。

それでは、命名に関しての姓名判断八策をご紹介します。

キラキラネームは良くないっていうのは本当?

本当です、絶対におやめください。

そもそも名前というものは、社会に対して自分の存在を示す唯一無二のもの。

姓名判断では、読みやすく誰にでも呼ばれるような名前というのが基本中の基本です。

良い名前の第一条件といえるのが、いたってシンプルで、それは「わかりやすさ」なのです。

過去にこのようことがありました。

息子さんの鑑定依頼があり、お名前を書いてもらいました。

「天空」と記されていたので、「てんくう君ですか?」とお聞きしたところ「ラピュタです!」と親御さんに怒られてしまいました。

姓名判断の鑑定士でも、すべてのお名前が読めるとは限りません。

読みずらいお名前のお方に共通しているのが、名前を聞き返した時に「だからそうじゃなくてこうだっていつも言ってるだろ!」というような感じで話されることです。

いつもそのような経験をされているので、「またかよ!」という思いになるのではと思ってしまいます。

「今でしょ!」で有名な予備校の先生が生徒のテストの採点をしていたところ、ある時を境にしてバタっと点数が悪くなったそうです。

そのある時の境に生徒達に共通していたのが、それぞれの名前が読めない。

キラキラネームは就職活動に不利だとお聞きしたことがあります。

病院で名前を呼ばれる度に恥ずかしい思いをする。

キラキラネーム、DQNネームに共通しているのが名前を素直に読めない。

私の経験上、振り仮名をつけないと読めない名前は悪魔に目をつけられやすい

子どもの事故や災難など、特に水難事故に多い。

絶対におやめください。

ひらがなの名前は良くないっていうのは本当?

できるなら避けた方がいいというのが私の見解です。

ひらがなの名前は男性には珍しく、女性に多いというのが私の印象です。

やわらかい感じがして、可愛らしく思えます。

鑑定士によっては、男性女性ともに良くない、あるいは男性は良いが女性はダメという鑑定士もいらっしゃいます。

姓名判断での名前の基本型は苗字が漢字二文字で、名前が漢字二文字です。

ひらがなというのは元々、漢字のくずし文字です。

運勢や運命が崩れる暗示があると言われております。

私の経験上、もし、女の子のお子様のごく普通の結婚を望まれるのであれば、ひらがなの名前はできるなら避けた方がいいというのが私の意見です。

濁音の名前は良くないっていうのは本当?

できるなら避けた方がいいというのが私の見解です。

濁音の名前は、姓名判断学上、どちらかというと好ましくありません。

「濁」、濁るということを連想するように、私の経験上、濁音の名前のお方に共通しているのが、どうしても人生にムラがあるという点。

「人生山あり谷あり、ムラがない人生なんて、そんな人いるんですか?」

確かにおっしゃる通りです。

人生には色々なことがつきものです、結婚すれば夫婦生活にも、そして、子どもが生まれれば思ったようにいかないことは沢山あります。

ただ、こういった事とは別に、人生が何かとスムーズにいかないことが多い

私の経験上、濁音の名前はできるなら避けた方がいい、特に女の子の命名にはというのが私の意見です。

一文字名は良くないっていうのは本当?

できるなら避けた方がいいというのが私の見解です。

前にも申し上げた通り、姓名判断の基本型は苗字が漢字二文字で、名前が漢字二文字です。

例えが適切かどうかわかりませんが、名前を家と考えると苗字は矢倉で名前はその土台です。

名前が一文字だと、その土台は上っ面を支えるにはどうしても力不足です。

私の経験上、一文字名のお方に共通しているのが、どうしても運勢が不安定で物事があと一歩というところで思いが成し遂げられないという人生を歩みがちというのが私の意見です。

ただ、一文字名のお方やその命名をお考えになられている親御さんたちに共通しているのが、その一文字名に強いこだわりと誇りをお持ちになられているお方が多い。

どうしても一文字名しか考えられないというのであれば、応急処置的感は否められないのですが、下の名前の一文字の画数を多くして、なるべく土台をぐらつかないようにしてください。

ただ、これはあくまでも応急処置的なものであって、できるなら避けた方がいいというのが私の見解です。

名前に使ってはイケない文字があるっていうのは本当?

これは本当です。

流派によってというよりは、鑑定士の個人的な経験等によるものが多いかもしれませんが、私の経験上、人名にそぐわない凶文字というのは確かに存在します

鑑定士によっては、文字などまったく無視して画数計算のみで判断するお方も見受けられます。

他の鑑定士のことをとやかく言う気は毛頭ありませんが、そのことについてまったく触れないというのは、申し訳ございません、経験不足のなにものでもないです。

以下に挙げた文字はどの鑑定士もかなり共通して言っている凶文字です。

他にもあるのですが、最低でも以下に記した文字はお子様の命名にはお使いにならないでください。

  •   この文字、立ち去ろうとする人の姿を表していると言われております。
  • 私の経験上、この文字を名前に使うと家族との縁が薄くなりがちです。三面記事をにぎわしている、虐待などで幼くして命を亡くしているお子さんにこの文字が使われていることが多いというのは、私の思い違いでしょうか。 そして、もうひとつ、それは愛情面の乱れ。
  •   この文字、男の子のお名前によく見受けられます。さかえる・さかん・隆盛を極めるなどの意があります。
  • 私の経験上、この文字は事故や事件といった悲劇を呼ぶ凶文字です。三面記事をにぎわしている痛ましい事故や事件、犯罪にこの文字が多くからんでいるのは私の思い違いでしょうか。
  •   この文字、その昔、中国の始皇帝が自らの名を称するのに使い始めた「朕」という文字に「力」が加わって「勝」という文字になったと言われております。
  • 私の経験上、この文字は人名には強すぎます。どうしても文字の強さに負けてしまうのです。男性は確かに若い頃はいいかもしれませんが後半どうしても失速は免れない気がします。女性は論外です。
  •   この文字、両手にはめた手かせ(刑具)の形に由来する文字です。手かせから、すなわち重い刑から免れれてしあわせという、文字からは想像もつかない逆の意味合いがあります。
  • 私の経験上、この文字をお名前に使われているお方に多いのが家族との縁が薄い。そして、愛情面、対人関係に注意を要するです。
  •   この文字、いつくしむ・めぐむ等、何かと喜ばしいことに使われる文字です。鑑定士によっては、愛情面で吉作用があるというお方もいらっしゃいますが、私の見解は真逆です。
  • 私の経験上、この文字をお名前に使われているお方がよくご相談に来られます。恵子さん・恵さん・美恵子さん・恵美子さんetc.。このお方たちに共通しているのが、何らかの苦労事を背負っていたり、子どものことで悩みを抱え込んでいたり、申し訳ありません、薄幸な人が多い。

他にも凶文字と言われているものはありますが、鑑定士によって見解は様々です。

凶文字と言われているものの中にも、私を含めて鑑定士によってはそれほど気に病む文字ではないという文字もあります。

ただ、上記に挙げた文字はかなりの数の鑑定士が口をそろえて言っている文字で、私は過去にもこれから先の命名及び改名にもこれらの文字を名前に取り入れることは無いと断言できます。

身内や家族と同じ文字を使ってはいけないっていうのは本当?

親御さんのお名前に使われている一文字をお子様のお名前に取り入れる、あるいはおじいちゃんおばあちゃんのお名前に使われている一文字をお孫さんのお名前に取り入れる。

ご兄弟全員が同じ一つの文字を使っている名前。

このことを我々鑑定士は「名前分け」と呼んでおります。

これはその家の良くない因縁を引継ぐとも言われております。

ある鑑定士は苗字が一緒で仮に名前の一文字が同じなら人運(内運)か外運が同じなので運勢傾向が似るからだ。

徳川幕府の将軍は名前に「家」という文字を取り入れている将軍が何人もいるのに260年も続いたのはどう説明するのか。

名前分けと呼ばれているものには、祖父母から一文字をもらう、あるいは親と兄弟で文字を複雑に絡めた名前を持つというのがあります。

私の経験上、この名前分けは避けた方がいいというのが私の見解です。

この名前分けの厄介なところは、どちらかが亡くなられてもその悪い因縁を引きずり、最悪の場合、あの世からお呼びがかかるというところ。

凶弾に倒れた元内閣総理大臣はお父上のお名前に使われている一文字をお使いになられておりました。

お父上がお亡くなりになられた年齢と同じ年にお亡くなりになられました。

女の子の名前に使ってはイケない数があるっていうのは本当?

これは姓名判断でよく言われる「後家数」と呼ばれている数のことです。

男より女の方が長生きだからほとんどが後家数になる。

今どき後家なんて言葉は使わない。

後家なんて言葉は戦争時代に夫が戦争に行き、その多くが亡くなり、嫁が嫁ぎ先の家を守っていた時代の大昔の言葉。

そんな言葉に親が惑わされネガティブになって、その気持ちが娘に伝わるのがもっとも良くない。

これらはSNS上で見聞きした言葉です。

どれも間違いではないと思います。

この後家数と言われている数は「21・23・29・33・39」の5つです。

これは俗に言う男の出世数なのです。

後家数というと何かおどろおどろしいように思われますが、私はキャリアウーマン運と呼んでおります。

私は女性もどんどん社会に出るべきだと思います。

社会でバリバリ女性でも働きたいというのであればこの数は強力な後押しをしてくれます。

私のもとに「結婚がなかなかできないのですが、どうしたらいいですか」とご相談に来られた女性の全部が全部すべてとは申しませんが、お名前の総運画にこの「後家数」をお持ちの女性がとにかく多い。

これらの数を名前の総運画(名前の文字の全部の画数を足したもの)にお持ちの女性はどうしても縁遠い

私の経験上、女の子のお子さんの幸せなご結婚を望むのであれば、総運画がこの数になる名前は避けた方がいいというのが私の見解です。

同じ数が重複する名前は良くないっていうのは本当?

これは本当です。

絶対におやめください。

このことについては次の機会にでも詳しくご説明いたします。

姓名判断に重要なのは読みやすいお名前、そしてバランスです。

同じ数が重複する、あるいは同じ端数が重なる。

これらを私は同画数配列と同係数配列と呼んでおります。

たとえば、苗字(天運)が14画、名前(地運)が14画。

外運が12画、人運(内運)が12画。

苗字(天運)が14画、名前(地運)が24画。

外運が12画、人運(内運)が22画。

上記に挙げたのはあくまでも例であって、とにかく同じ数や同じ端数(係数)が姓名の中に重複するのは避けるようにしてください。

たとえそれが吉数の重複でも良くありません。

私の経験上、この配列は運の急変を呼び込みます。

このことについて触れている鑑定士はあまりいらっしゃいませんが、絶対におやめください。

番外編 同じ文字なのに画数計算が違うのは何故?

姓名判断には様々な流派が存在します。

色々な意見があると思いますが、個人的な意見では大きく分けて流派は二つに分かれます。

新字体による流派と旧字体による流派です。

この流派の見分け方を一発で見分ける方法があります。

インターネットの無料の姓名判断で「池」という文字を入力して6画で画数計算する表示が出るのは新字体の流派です。

「池」という文字を入力して7画で画数計算する表示が出るのは旧字体の流派です。

書籍でも「池」という文字を6画で表示しているのは新字体の流派です。

「池」という文字を7画で表示している書籍は旧字体の流派の書籍です。

どちらかがいいのか。

この壁を突き破るには、私はかなりの時間と費用を費やしました。

本来であれば、他流派を飛び越えてそれぞれが話し合い、統一すべきだと心から思うのですが、おそらく私が死んだ後でもこの問題は解決しないでしょう。

現在のインターネットの無料の姓名判断は、昭和以降にPCが普及されてからのものが多いので新字体の流派の姓名判断が多いというのが私の感じた印象です。

時間と費用を費やした結果、最終的に得た結論は私個人の見解ですが、熊崎式による旧字体の姓名判断が正しいです。

ここで言う旧字体とは、中国清朝時代の皇帝、康熙の命により編纂された漢字の辞典「康熙辞典」に基づいたものです。

命名に迷われている親御さんに私が申し上げているのが、苗字がもし、旧字体と新字体の流派で違う画数計算の文字があるならば、旧字体の流派で命名をお考えになられるようにとアドバイスしております。

苗字が旧字体と新字体の流派ともに同じ画数計算の文字であるならば、名前は旧字体と新字体の流派ともに同じ画数計算の文字をお選びになって、お子様のお名前をお考えくださいとアドバイスしております。お子様が大人になった時に迷われないようにと。

このようなアドバイスは、鑑定士の先生方からかなりのブーイングをいただきそうなのですが、己の正当性を訴えるのが鑑定士の仕事ではなく、自身の名前に誇りを持ち人生をより充実したものに導くのが鑑定士の仕事であるべきだと信じて疑わないからです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

すでに知っていたこと、あるいはまったく知らなかったこと。多々あったと思いますが、姓名判断というものは突き詰めれば突き詰めるほど奥が深いものかもしれません。

今回は、赤ちゃんの命名をお考えになられるご両親に少しでもお役に立てればと思い、私のもとに寄せられるご質問の多くをまとめあげて、質問形式に答える形でご紹介致しました。

私は姓名判断の鑑定士ですが、名前だけですべてが決まるとは思っておりません。

私のもとに鑑定に来られるご依頼者様の中には、姓名判断では決して良くないお名前のお方でも、充実した人生を送られているお方は沢山いらっしゃいます。

姓名判断を気にしすぎると命名がしずらくなるのというのは多くの親御さんからお聞きします。

何を最優先するか?

そのように迷われた時に、この記事はきっと役に立ちます。

お約束します。

    正統派姓名判断鑑定士     紅憲児郎

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